おたくのひとりごと

推しが幸せなのが1番

7.29 ツアーが終わった話

 

こんばんは。

ツアーが終わってしまった影響で日々虚無の中生きていたのですが、最近やっと現実世界に戻ってこれたような気がします。遅くなってしまった上に、既に記憶が朧気なのですが、今回の東京2公演と全体を通しての感想をここに書き記しておきたいと思います。

 

 

まず、今回の東京2公演。

 

https://mgomikuzuman.hatenablog.com/entry/2019/06/07/104136

こちらの記事にも書いていた通り、始まる前から一悶着あった問題の公演だったのだが、当日はゲストが出てきた際も一応盛り上がりを見せ無事に公演を終えることが出来た。

ゲストいらねという空気が前列から漂ってきたのだが、推しが捌ける時「バカだけどいい子達なんで!みんな、ゲストさんの言うこと聞いていい子にしてるんだぞ!」と叫びながら捌けて行った効果もあったのか、アーティストの声に応えるオタクの図といういつも通りの光景が広がっていた。

ちなみに推しはオタクをよくバカ(=盛り上がりすぎるネジ吹っ飛んだ奴ら)と表現するので捌ける際には笑いが起きていた。私はなんだが推しに信頼されているようでこのやり取りが大好きだ。

 

 

 

さて、今回の2公演はMCも凄かったと個人的に感じている。3個くらい印象に残った話・場面があって、正直どれも朧気なのだが、確実に覚えているところだけ記しておく。

 

 

まず1つ目。これは世間に動揺を与えた例の事件に関わることなのだ。

 

推しはこのライブの2日前にメインMCとして生放送に出演していた。この日事件が起こってしまった。

生放送のコメントには「事件について何も言わないのか?」と何度も何度も送られてきていて、正直作品ファンの私としても気分がよろしいものではなかったのだ。推しもこれに関連する作品に出演したことがあるため、全く無関係という訳でも無いのだ。憶測になってしまうのだが、推しだって心を痛めていたと思う。推しは賢いし、加えて上からの指示もあったと思うのだが全く事件を気にする素振りを見せなかった。そんな生放送終了後、Twitterで『いつも通りにしかできないからいつも通りに 少しでも笑ってくれたら』と推しはつぶやいた。

迎えた1日目、推しはぽつりぽつりと語りだした。「SNSは1歩間違えてしまえば直ぐに炎上してしまうコンテンツということは重々理解しているため本当は生放送も、終了後につぶやくのも勇気が必要だったし、怖かった。」と。弱気な発言の後には、「俺に出来るのはみんなのために変わらずエンタメを届けることだけだから。世の中色々辛い事件があるけど、ここにいる今だけは忘れて楽しい時間を過ごしていって欲しい。」と締めくくっていた。

以前から周囲の目を気にしまくる上にはっきり物を言うのが苦手(というか避けている)な様子だったため、今回のどんな人間が聞いてるかわからない会場でこの発言には驚いた。

 

炎上してからの推しは自分の言葉を隠すようになった。何を言ったら周囲にいいように見られるかを計算して発言をするのだ。炎上してからの推しのそういう所が嫌いだった。

上手く言葉には出来ないのだが、あの時目の前にいたのは曇りのない心でオタクに言葉を届けてくれる私の大好きな推しだったと思う。ふとそう思って静かに泣いた。

 

 

2つ目はバンメンに暴露されていた話なのだが、これがすっっっごい可愛かったしかっこよかった。全人類にこれを自慢したくて今日まで生きてたと言っても過言ではない。

 

バンメンのひとりが千秋楽の最後のMCで「推しさんはあんまりこういうのばらされたくないんだろうけど〜」と何かを語りだした。

「リハも(楽器をセッティングなどする時間があるため)俺らと一緒に入らなくていいのに入って、ダンスの練習してるし。リハやろうと思ったらもう汗でベチャベチャだし。絶対しんどいのにもう1回っていうし、リハ終わってもまだダンスの練習してるし。」(省略)

語りだした途中で推しが何を言うつもりなのか察して、めちゃくちゃ照れてずっと首元をさすりながら俯いて話を聞いていた。(推しは照れると首元をさする癖がある)

そして暴露し終わったバンメンに「お前何言ってくれとんじゃ!」と何故か関西弁で突っ込んでいた。

 

いや…可愛いすぎかよ…!!

私はこの時暴露してたバンメンに近い座席だったのだが、照れた顔でずんずんこっちに歩いてくる推しが見れて顔面が緩むのを止められなかった。推しがあそこまで照れることは滅多にないのでレアすぎる。ありがとうバンメン様。

 

暴露されたことが余程気に入らなかったようでグチグチ言っている推しにバンメンがステージ中央に行くように促した。推しは何をするつもりだと疑いの目を向けながらも中央に立った。

バンメンの言葉に応えるようにオタクから発さられる大好きの言葉に推しは俯いて再度照れた仕草をしたのだが、小さな声で「あ〜…」と呟いてから顔を上げ、優しい顔で会場を見渡した。

「努力は見せるものじゃない。皆がこうやって来てくれて、楽しんでくれればそれでいい。」とぽつぽつ話して、最後には「心の底から皆のことが大好きです」と言ってくれた。

 

先程話した通り私たちオタクはちょっと頭がぶっ飛んでいるためすぐに推しに大好きと叫び出す(ちゃんと叫ぶ時間?がある)ので常日頃伝えているのだが、推しからこうして大好きという言葉を貰えることはあまりない。純粋に嬉しかった。

 

努力の話は鮮明に思い出せないため省略しているが、その思い出せない部分も合わせて聞いた上で、「うあ〜〜〜かぁっこいい!!あ〜〜〜すき〜!!!」と語彙力を失っていた。さらに追い打ちをかけるように第2波が来たのでもう感情が追いつかなくてただただ好きが爆発していた。

 

これは若く、天狗だった時期の話だ。

推しには台本に目を通さず現場に行っていた時期がある。それでも仕事がある推しに対して同業者は接待飲みで貰った仕事だろときつい言葉をぶつけていた。

今もこうなのかと言われれば絶対にそうではないはずだ。上から目線となってしまうかもしれないけれど、今の推しは誰にも負けないくらい努力していると思う。体調悪くてふらふらでもステージに出ていつも通り笑ってるし、何に対しても一生懸命で、色んなことにチャレンジして、周りの人をいつも気遣って、ファンの事を大切にしてくれて。私が見てきた推しが偽者でなければ努力してないなんて思えない。

努力してるなんて言葉にしないのは普通なのだが、努力をしている推しを私は誇りに思う。

 

 

最後3つ目は、推しが最後の曲で泣いたことだ。

2つ目の項目であげた話の後だったのでオタクがしんみりしすぎているのを察した推しは笑顔で「皆!楽しく笑って終わろう!」と言い最後の曲に入った。前奏を聞いている推しは会場をいつも通り優しい笑顔を浮かべ見渡していたのだが、これで最後だという気持ちと最初のコーレスにやられたようで歌うのをやめて顔を歪めてぽろぽろ泣き出してしまった。

 

推しさっき笑って終わろうって言ったじゃん言った本人が泣かないでよア"〜〜〜となった。そういうところずるいよね!!

推しにはやっと終われるっていう気持ちもあったと思う。でも少しでも皆で過ごしたこの半年が終わってしまうのが名残惜しいと思ってくれているといいなと思いながらぼんやりステージを眺めていた。

 

 

 

 

私にとってとても大切な半年だった。

くそみたいなオタクのせいで嫌な思いもいっぱいしたけど、それでもこうやってまだ推しのことが好きでいられるのは推しが本当に素敵な人だからだと思う。推しがいない人生とか正直もう考えられない。5月6月前半の私はなんで降りれると思ったんだろう?馬鹿じゃないの?

 

現場に行けなくて他のオタクに嫉妬することだって沢山あるし、無力な自分が嫌になってしまう日もある。それでも推しと会える日のことを考えて頑張って生きようと思う。

 

今、幸せだ。

お疲れ様でした。本当にありがとう。